訪問看護

【男性看護師を目指す人必見】男性看護師の実際とメリット、デメリット

 「看護師と言えば、女性の世界」そんなイメージが強かったですが、最近、男性看護師は世間的にも少しずつ存在を確立してきていますよね。また病院内、施設内でも男性看護師の需要が高まっているのも事実です。

 しかし、男性看護師を目指す上で「男性看護師って実際大変なのかな」「女性社会で馴染めるか不安」「勉強も大変そう」など看護師だけの悩みだけでなく、男性ならではの悩みも出てきますよね。

そこで今回は、大学病院で男性看護師を6年間従事してきた私が感じたことをまとめて行こうと思います。

 こちらの記事を読んでいただくことで、

  • 男性看護師のメリット、デメリット
  • 男性看護師が活躍している診療科

に関して理解できるようになると思います。


男性看護師を目指す方々は是非、記事を読んで参考にしてみてください。

私のことをまだ分からない方がいらっしゃいましたら、こちらから読んでいただけると私の自己紹介をしていますので見てみてください。

ではまとめていきます。

なおやん

30代 | 男性
和歌山育ち大阪在住
職業:訪問看護師
趣味:車、野球、読書

職歴:大学病院6年勤務
(消化器外科、手術部)

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男性看護師のメリット、デメリット

メリット

  • 職場の雰囲気が良くなる
    最初に言いましたが、看護師は女業界であることは事実であり、医療における男性看護師の割合は7.8%(2018年データ)と言われています。そのため女社会ならではの厳しさがあります。しかし、男性看護師が1人配属されることで、職場の雰囲気が和らぎ、雰囲気がよくなります。女性社会の中にも男性が1人入ることで、そこに癒しが生まれるのです。


  • 体力仕事が多いため、頼りにされることが多い
    高齢社会が急速に進む中、寝たきり患者が多くなってきています。また食変化もあり、メタボリックシンドローム(肥満)患者も多くなっています。そんな中、そのような患者さんを起こしたり、おむつを交換したりと、かなりの力が必要になります。女性看護師だけではどうしてもできないことも多く、男性の力が必要になります。実際働いている時もよく力を貸してほしいと頼まれました。ここは男性看護師の見せ所でもありますね。


  • キャリアアップが狙える
    女性には育児、出産等のライフイベントで、やむを得ず退職することが多くありますが、男性看護師には、ライフイベントのために退職する機会が非常に低いため、看護師のキャリアアップが狙うことができます。看護師のキャリアアップには、認定看護師、専門看護師、管理職といったものがたくさんあり、キャリアアップが積みやすい男性看護師にとっては病院で働く中でじっくり考えることができます。


  • 収入が安定している
    看護師の収入には夜勤等の手当が給料に含まれています。そのため初任給でも20代の平均給与を上回る給料をもらえることができます。また認定や専門といった資格手当を受けることができるため、キャリアアップに応じた給料をもらうこともできます。


  • 若い男性患者(思春期の男の子)など男性看護師の相談に乗れる

    10代の思春期の男の子が入院してきた際、10代男の子特有の悩みを持つ患者が多くいます。その時男性看護師が居れば、悩みの相談をしやすい環境を整えることができます。



デメリット

  • 女性患者への対応に気を遣う

    6年間、大学病院で働いてきてこれが一番最大のデメリットだと考えてます。男性患者は女性看護師が体を拭いてもらうことを拒む方は少ない一方、女性患者は男性看護師に体を拭いてもらうことを拒む患者が多いのが実際です。当たり前ですが、若い女性患者を担当すると大抵ケアを拒まれます。またデリケートな話を男性看護師に話しても理解されないことも多いため、共感できることが難しいこともあります。


  • セクハラをする患者を担当する

    患者にも色々な患者がいます。中でも平気でセクハラな発言をする患者や体を触りに行く患者も入院してきます。そんな患者が入院してきた際は、男性看護師に担当を付けられることが多くあります。もちろん女性看護師を守ることができていいことですが、大体セクハラをする患者は男性看護師に悩みや不安を言ってくれることが少ないです。そのため担当しても、一日黙々とその人を観察するだけに留まることが多いです。


  • せん妄患者を担当することが多い

    せん妄とは、入院や手術等により一時的に認知症のような状態になることを指します。せん妄になると、患者から殴られそうになったり、暴言を吐かれたりと、担当すると身体的、精神的にしんどくなります。先ほど述べたように、力仕事が必要な患者を担当がつきやすいのも事実なのです。日ごろから、患者の力に負けないような体力を持っておくことが必要です。

男性看護師が活躍している診療科

  • 精神科
  • 手術室
  • 外科病棟
  • 救急科

    男性看護師は様々な分野診療科で仕事をしています。上記のようなところは、力仕事が必要な診療科でもあり、キャリアアップが狙える分野でもあるため、男性看護師に人気が出ています。専門学校や大学の実習で、上記の診療科に行ったときに自分がなってみたい看護師さんを探してみるのもいいかもしれないですね。

まとめ

いかかでしたか?ちょっとでも男性看護師っていいなって思ってもらえたらうれしいなと思います。自分自身看護師をやってみて迷いや不安はたくさんありましたが、患者から感謝の言葉を聞いたりするとやりがいを感じることができます。男性看護師になって、看護師は女性社会のイメージを覆していきましょう!!

  • この記事を書いた人

なおやん

30代 | 男性
和歌山育ち大阪在住
職業:訪問看護師
趣味:車、野球、読書

職歴:大学病院6年勤務
(消化器外科、手術部)

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