・訪問看護への転職活動は何からすればいいのか
・転職活動の全体像、スケジュールを知りたい
・転職する際、どのサービスを受ければスムーズにいけるのか
これらの悩みを全て解決していきます。
今回は、訪問看護へ転職したいあなたに向けて、失敗しないロードマップを解説していきます。
僕も何度も転職経験ありますが、適正なサービス利用のおかげで、今は働きやすい環境に就くことが出来ています。
この記事を読むと
✅転職するまでの道のり、全体像が分かる
✅失敗しない!訪問看護への転職の手順が分かる
転職する上で、最も重要なこと。
それは、転職サイトに登録する前に
- 転職する意図は何か考えること(なぜ転職したいと考えているのか)
- 事前準備と情報収集
この二つが重要となります。
まずは、訪問看護への転職の全体像を掴み、1つ1つしっかりと実行してみましょう!
Contents
訪問看護への転職ロードマップ
退職したいことは、退職1か月前には上司に必ず伝えよう!(病院によっては3か月前に申告が必要な所もあり!)
それでは訪問看護への転職する際のロードマップをまとめていきます。
転職するまでのロードマップは6ステップ!
[完全版]訪問看護の転職ロードマップ
step
1転職する意思を固める(退職希望時期から6か月前~)
🔲なぜ訪問看護へ転職したいと考えたのか?
🔲転職した時のメリット、デメリットを考える
🔲転職しなかった場合のメリット、デメリットを考える
🔲転職時期を検討(いつ退職したいのか)
step
2事前準備する(退職希望時期から5か月前~)
🔲転職する上で、一番重要視したいこと(軸)を考える(人間関係、給料、福利厚生等)
🔲自分の強み、弱みを考える(人間性、看護技術面、知識も含め)
🔲訪問看護に関して簡単に勉強する(主な仕事内容や訪問看護ならではの知識)
🔲転職までのスケジュールをまとめる(〇月中に求人確認、〇月中に面談等)
step
3情報収集(退職希望時期から4か月前~)
🔲転職サイトに登録
🔲転職アドバイザーに事前準備でまとめた部分を伝え、今後の方向性を検討する
step
4求人確認、応募(退職希望時期から3か月前~)
🔲求人を確認し、重要視したいことと合っているか確認
🔲会社の内部情報を転職アドバイザーに確認してもらう(人間関係や福利厚生など気になる点)
🔲複数の転職先が見つかれば、希望順位を決める(妥協しない転職をしないためにも重要)
🔲応募する(履歴書の記入、職務経歴書の記入)
step
5面接~内定(退職希望時期から2か月前~)
🔲面接対策を転職アドバイザーと共におこなう(よく聞かれる点など教えてくれる)
🔲身だしなみの確認
🔲面接実施(場合によっては二次試験まである訪問看護ステーションもあり)
🔲内定
🔲内定後、転職先から確認すること(福利厚生、入社日の確認)
step
6退職~入社(退職希望時期から1か月前~)
🔲退職することを上司(看護師長、社長、管理者等)に報告(病院によって、退職申告は退職〇カ月までと決めているところもあるため注意!)
🔲退職時にやっておくべきこと(退職願の記入、保険証の返却、更衣室ロッカーカギの返却、組合関係書類など)
一般的に満足のいく転職活動を進めるには、3~6か月は必要と言われています。
まずは、いつまでに転職を進めるのか検討することから始めましょう!
特にSTEP1~3までは、皆さんが抜ける重要ポイントなので、しっかり考えてみましょう!
STEP1 転職する意思を固める
初めての転職は、何からしたらいいのか分からないと思います。
まずは、「転職する意思を固める」ことから始めましょう!
「訪問看護へ転職したい」と思ったあなた。
まずは、
- 訪問看護へ転職した時のメリット、デメリット
- 訪問看護へ転職しなかった時のメリット、デメリット
この2つについて考えてみましょう。
参考までに私が考える「訪問看護への転職した時のメリットデメリット」、「転職をしなかった時のメリットデメリット」をまとめておきます。
訪問看護へ転職したら
夜勤がなくなる
家族時間が増える
一人の患者に向き合う時間が増える
自分がやりたかったことができる可能性が高い
残業が病院と比べ少なくなる
年収が下がる可能性がある
人間関係の再構築が必要である
新しい環境に適応するか分からない
訪問看護へ転職しないと
人間関係再構築の必要性が低い
環境慣れしており、安定性がある
給料が下がる心配も低く、経済的安定性もある
自分自身やりたいことが出来ない可能性が高い
年齢を重ねると転職しづらくなってくる
仕事のモチベーションが保てない
人間関係悪化の可能性あり
誰にでも
「転職することによるリスクと、転職しないことによるリスク」
両方があることは理解しておきましょう。
それぞれのリスクが分かった上、「それでも転職したい!」って気持ちが高ければ、次のステップに進みます。
STEP2 事前準備
転職への決意が固まったら、次に事前準備に取り掛かりましょう!
転職で重要視したいことを考える(軸を考える)
訪問看護をやってみたい!と決意が固まったら、転職する際の重要視したいことを考えてみましょう。
重要視したいことが分かれば、
「訪問看護へ転職する上で大事にしたいこと」が明確となります。
例えば、
- アットホームな環境!
- 給料〇〇〇万円保障!ボーナス〇〇カ月保障!
- 専門看護師、認定看護師在住!
- オンコールなし!
- 直行直帰可能!
- Wワーク可能!
と色々求人には色々書かれています。
あなたはどこを重視して転職しますか?
どこに魅力を感じてステーションを選択しますか?
人によって、優先したい大切な条件は違いますので、まずは「自分の働きたい環境はどのようなものなのか」考えてみましょう!
私は、直行直帰ができる訪問看護、男性看護師が配属するステーションを優先に探しました。
自分の強み、弱みを考える
自己分析で重要なことは、「自分を知る」ということです。
自分の強みを生かした職場に就くことが、自己の成長にもつながり、訪問看護の魅力を発見できます。
自己分析して、自分の強みはどこにあるのか検討してみましょう。
訪問看護に関して簡単に勉強する
訪問看護では、病院と違った知識やマナーを学んでおく必要があります。
訪問看護をする上で、
- 訪問看護の対象
- 介護保険、医療保険
- 居宅サービス計画書
- 訪問看護計画書、報告書
- 各医療職種との連携方法
と病院ではまず勉強しない内容がたくさんあります。
訪問看護の仕組みを理解し、事前学習をすることで、入職後もスムーズに理解を深められます。
私が入職する際に購入した本がありますので、そちらも参考にリンクを載せておきます。
ちょっとしたおすすめ物品なども紹介されていますので、この本はおすすめです。
STEP3 情報収集
STEP4 求人確認、応募
事前準備が出来たら、情報収集を始めていきましょう。
情報収集は、転職サイトを使っておこなっていきます。
初めて転職される人は、必ず転職サイトを利用して情報収集するようにしましょう。
訪問看護に転職するときのおすすめサイトをまとめています。是非ご覧ください。
関連記事
転職サイトに登録
転職サイトを利用する上での利点はたくさんあります。
転職サイトの利点
✅担当の転職アドバイザーが転職活動を円滑に進めてくれる
✅職場の内部情報を収集してくれる
✅面接対策や履歴書、職務経歴書の記入方法を考えてくれる
✅入職後のフォローもしっかりしている
また、非公開求人をたくさん持っているので、ネット上では公開されていない求人も受けることが出来ます。
数多くの求人の中から、あなたにとって最善の求人を探してきてくれるので、非常に助かります。
中には担当転職アドバイザーとの相性が悪い可能性もあります。その時は担当変更を依頼しましょう!
STEP5 面接~内定
ここからは転職先と面接をしていきます。
面接は苦手という人も多いのではないでしょうか?
応募が終了し、書類選考を通過すれば、求人先との面接が開始となります。
担当転職アドバイザーから詳しい面接する日程調整のお知らせが来ます。
面接が苦手な方も、大事なコツをつかんでおくことで、印象良く面接が受けられると思いますので、下記のポイントをしっかりおさえておきましょう!
面接時のポイント
✅面接時は人柄が重要視される
✅面接でよく聞かれる質問をおさえておく
✅質疑応答の際、質問をいくつか準備しておく
面接時は人柄が重要視される
言葉遣いや挨拶など、明るく笑顔で質問に受け答えを心がけてもらえば、求人先に好印象を与えることができます。
今までの経験より、転職へのやる気や笑顔を見せることが非常に重要な点です。
「私はここで働きたい!」
「会社に貢献したい!」
そのような気持ちを忘れず、ここで頑張って働きたいという姿勢で面接に臨むと良いでしょう!
質問に対して、順応に答えられなかったとしても、明るく前向きに挑むことも大切です。
面接でよく聞かれる質問をおさえておく
実際、転職アドバイザーから教えていただいた「面接時に良く聞かれる質問」をまとめておきます。
よくある質問リスト
・自己紹介
・看護師を目指した理由
・前職を辞めた理由
・数ある訪問看護ステーションで、なぜここを選んだか?
・今後の希望(目指していること)
・今までに印象に残った看護事例
・ご自身の長所と短所
・仕事上で苦労したことをどのように克服したか
・ストレス解消方法、趣味
特に「前職を辞めた理由」を考える際、「人間関係が悪かったから」などの不満意見は現職を否定するような発言となるので否定的発言は控えましょう。
求人先に「ここでもそう思われるのか」と印象の悪い回答になってしまいます。
「自分のステップアップのため」
「自己の看護観を現職で学ばせていただき、訪問看護で看護をしてみたい意欲が高まった」
など、現職で学べたことの先に転職したい気持ちが高まったことを伝えるようにしましょう。
面接は、求人先に転職に対する強い意志を伝えることが何よりも重要です。
質疑応答の際、質問をいくつか準備しておく
面接の最後に、だいたいの訪問看護ステーションで、「質疑応答時間」が設けられています。
求人先の気になる点をあらかじめ準備しておくことで、意欲のアピールに繋がります。
断然、「2」ですよね?
質問をするだけでも「働きたい意欲」がアピールできるので、是非、求人先の気になる点を考えておきましょう!
内定後、転職先から確認すること
内定おめでとうございます㊗️
しかし内定をもらっても、気を抜かないでください。
退職する上で重要となる事柄ですので、下記の3つを内定後も確認できていない場合は、必ず確認しておきましょう。
もし直接、転職先に聞けない事情があれば、転職アドバイザーを経由して必ず確認しておきましょう。
- 入社日
- 想定給料/残業時間
- 入職後の教育面
入社日
必ず内定先から、「〇月〇日より入社してください」とメールまたはアドバイザーから連絡が入ります。
その際、現職の退職日と入社日が重なったり、期間が空いていないか確認しましょう。
もし、これを怠ると、
「数か月の間、無職になる期間がある」
「退職日より先に入社日になってしまっている」
そんなことが無いようにしましょう。
想定給料/残業時間
内定を頂いた時点で給料面と残業時間の目安を確認しておきましょう。
入職後、「思っていた以上に給料がない、残業時間が多すぎる」など万が一に備えることが必要です。
「説明を聞いていなかった」では、会社に訴えることが出来ません。
入職後の教育面
初めて訪問看護を経験するため、不安がたくさんあると思います。
ほとんどのステーションでは、上司と同行して訪問し、訪問看護を勉強していきますが、
一部のステーションでは「病棟経験があるから」と同行もなく、いきなり一人で訪問にいってもらうようなブラックなステーションもあるそうです。
上司からそんなステーションは結構あると聞きました。
入社後の教育面のフォロー体制は必ず確認しておきましょう!!
STEP6 退職~入社
最後は退職の意思表示です。
退職することは伝えずらいことですよね。
しかし、転職するには必ず通る道なので、
重要点をおさえて、さっさと退職届を提出しましょう。
退職の意志を上司に報告
退職を伝えるときの重要なポイントは「退職の相談」ではなく「退職の報告」をすること!
「すでに転職先は決まっている」とまっすぐ伝えると、引き止められにくくお勧めです。
また、転職した理由を聞かれた際、
- 人間関係
- 勤務条件の不満
等、職場の不満を伝えてしまうと、あなたへの印象も悪くなり、残された退職までの期間、働きにくくなる可能性が高くなります。
もし本当にそれが理由で退職したいのであっても、直接伝えないことが、互いに円満な退職となります。
退職できる日を確認する
退職時には退職届の提出が必要です。
病院の就業規則で、「退職届」が退職する何カ月前に提出が必要なのか確認しておきましょう!
確認しておかないと、入社日に間に合わない可能性もあるので注意!
それでも退職がスムーズにいかない場合
それでも「退職させてくれない」ことがあれば、最終手段で「退職代行」というサービスがあります。
「退職代行」はその名の通り、退職手続きを代行でおこなってくれるサービスの一つです。
こんな人におすすめ
✅何度も上司に退職することを伝えても、聞き入れてもらえない
✅精神的苦痛で、病院に行くことが出来ない
✅二度と上司の顔を見たくない、出社したくない
\退職代行サービスはこちらがおすすめ/
まとめ
退職する際は、必ず意志を固めて、事前準備するようにしましょう!
訪問看護への転職を成功させるには、
なぜ訪問看護の道に進みたいのか
転職した時、困ることは無いか
など、転職の軸を固め、しっかりと自分自身で転職した時の、メリットやデメリットを考えることが大切です。
転職サイトを利用する前に、「転職の強い意志」「事前準備」をしっかりと行っていきましょう。
このロードマップで、各ステップごと着実に取り組めば、必ずあなたの理想とする訪問看護ステーションに出会えます。
それではまた。