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[ストレス看護師必見]「ストレスフリー超大全」書評&要約/基本編

「人間関係はもっとドライでいい」

作者である精神科医・樺沢紫苑氏はSNSやメルマガで累計50万人以上に精神医学や心理学等の情報を分かりやすく伝える「日本一アウトプットする精神科医」として活躍されている方です。

今回、書評&と要約する「ストレスフリー超大全」は、人生のあらゆる「悩み・不安・疲れ」をなくすためのリストを分かりやすく書かれています。

私は、6年間大学病院と総合病院で看護師を経験しました。育児と仕事の両立を図ろうとしましたが、ストレスフルが限界となり人生に挫折。その後「適応障害」と診断され、自殺念慮をした経緯を持っています。詳しくは下記の記事を参照してください。

生真面目がゆえに適応障害となった男性看護師

そんな私はこの一冊に出会うことで、ストレス対処法を身につけ、現在は訪問看護師として働いています。

看護師という仕事は、ストレスがかなりかかる仕事です。「人間関係」「命に関わる仕事柄」「夜勤業務」「委員会活動」等・・・。

「ストレスフルな看護師を助けたい

そう思い、こちらの本を看護師目線で書評と要約し、「ストレスフリーな看護師になるきっかけ」をつかんでほしいと思います。

もちろん看護師以外の社会人の方々や学生の方々も、こちらのブログを読んでいただくことで、「ストレスフリーな生活を過ごせるようになるきっかけ」がつかめるようになります。

またこのブログ記事ではネタバレがあります。一度、自分で読んでみたいと思われた方々は、下記のリンクから購入いただきたいと思います。


では今回は[基本編]をまとめていきます。

なおやん

30代 | 男性
和歌山育ち大阪在住
職業:訪問看護師
趣味:車、野球、読書

職歴:大学病院6年勤務
(消化器外科、手術部)

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書籍のはじめ

まずは質問から始まります。

「ストレスはゼロにした方がいい?YESかNOどちらでしょう?」

皆さんはどう考えますか?ちなみに私はYESだと思ってました。

結果は「NO」です。

作者はこのように例えています。

「大事なプレゼンがある時、プレッシャーや緊張感を感じストレスが発生するはず。そのストレスがあることで、色々調べたり、準備したり何度もプレゼンの練習をする。その結果、スキルは上達、自己成長につながる」

そうです。ストレスは日々過ごす中で必ず発生するものです。

「人生ではストレスは必要なもの」

「ストレスの原因をなくすのは不可能」

この2つは認識しておくことが重要です。

看護師でもそうですよね。

「人工呼吸器の知識や経験がない。看れるか不安」

「看護研究の発表者となった。どんな看護研究をすればいいか分からない」

看護職をする中、緊張感が高まるタイミングはたくさんあります。しかし「人工呼吸器の勉強を事前にし、呼吸器管理のスキルがあがる」「看護研究をすることで今まで疑問になっていた看護が解決に結びつき、研究方法のスキルがあがる」その結果、自己成長に結びつくことになります。

結果的にストレスは私たちに刺激を与え、生活の質を高めてくれるのです。しかし、ストレスを溜め込みすぎると、メンタル疾患に陥るため、そこで大事なことが2つあります。

  • 寝ている時にストレスがない状態になっている
  • 次の日にストレスや疲れが持ち越さない

これらをできれば、ストレスと上手な付き合い方ができるようになり「ストレスフリーな人」になれるのです。

とはいえ看護職もそうですし、現代社会はストレス社会です。

多くの人はストレスの「原因」を取り除こうとします。しかし、「原因」が取り除けないことで絶望し、後に「悪いストレス」となり、次々に押し寄せるストレスに対応できなくなります。

ストレスの「原因」は取り除く必要はなく、

「考え方」「受け止め方」を少し変えて、ストレスをしなやかに受け流せるようになるのが大事です。

特にストレス対処が必要な5つのテーマ

  • 人間関係
  • プライベート
  • 仕事
  • メンタル
  • 健康

を本書の中で、「ファクト」「今すぐできるToDo」を明確にしています。これらを知識として取り入れ、行動するだけで、約9割の悩みは解決できます。

看護師を続けていくには「不安やストレスの対処法」は必ず必要なスキルです。

まずは5つの基本をおさえよう

  • 不安を行動で取り除く
  • 自力で解決できるようになる
  • 他人の力を上手に借りる
  • 生活を整えてちゃんと生きる
  • 「朝散歩」をする

この5つが基本となります。では詳しく説明します

  • 不安を行動で取り除く

不安の源である「ノルアドレナリン」云わばガソリンみたいなものが分泌されます。不安を感じるとノルアドレナリンが分泌され、体の中で「行動しろ」と指令が出ます。

そのため行動しないと、不安が溜まり続けるので、「どうしよう」と負のループに陥ります。

まずは「行動すること」

不安というエネルギーを使い、行動を起こす。そうすると不安が消費され、気持ちがどんどん楽になります。

いくら勉強(インプット)をしても知識が増えるだけです。日記や人に話す、書き出す等する(アウトプット)することで、不安や悩みが解消していきます。

「話す」他人に話す等

「書く」日記やメモ等

「体を動かす」運動、趣味等

不安があればこれらの「行動」をすることが重要です。

  • 自力で解決できるようになる

悩みの手順は簡単です。対処方法や解決方法を知る(Know)。そして、それを実行する、行動する(Do)。それだけです。

対処方法や解決方法は「自分で調べる」「人に相談してみる」の2パターンのみです。あとは実行、行動してみることです。

対処方法、解決方法を理解できずに行動しても、自力で解決できたことになりません。

  • 他人の力を上手に借りる

日本人は「相談できない」人種です。こんなことを思ったことはありませんか?

「相談しても意味がない」

たしかに相談することで、必ずしも「問題解決」や「原因除去」ができるわけではありません。しかし、人に相談することは「不安やストレスを取り除くこと」が最大の目的です。相談することで「ガス抜き効果」が得られるのです。

自力で解決をしようとして改善ができないときは、他人に相談するようにしてみましょう。

また相談できる相手は1人いれば十分です。それはパートナー、親、信頼できる先輩等、だれでもOKです。

  • 生活を整えてちゃんと生きる

「睡眠」「食事」「運動」の3つは規則正しい習慣をつけましょう

「睡眠」は忙しいときほど、きちんと睡眠をとるべきです。最低でも6時間の睡眠は確保できるようにしてください。

「食事」3食しっかり食べることです。また朝ごはんをゆっくりよく噛んで食べることでセロトニンの活性化につながります。(後述でセロトニンについて説明します)

「運動」は最低でも休日に1時間の運動することを推奨されています。運動することで「睡眠の質が改善」「ストレスホルモンを低下」に期待が持たれています。

看護師の皆さんは、夜勤もあるため、3つを規則正しくすることが難しいかもしれません。そのため、休日の日だけでも、生活を規則正しくすることが重要だと思います。

  • 「朝散歩」をする

私はこれを毎日するようにしています。朝散歩はメンタルにおける最強の健康法とまで言われてます。なぜそういわれるのか解説します。

セロトニンとは覚醒、気分、意欲に関連した脳内物質です。朝散歩をすることで、セロトニンが活性化され、清々しい気分となり、意欲がアップし、その日1日は、集中力の高い仕事ができます。

また夕方にメラトニンという物質が作られます。メラトニンは、睡眠の質を高めてくれる機能があります。メラトニンを作るには、セロトニンが材料に必要なので、朝からセロトニン分泌は欠かせないのです。

結果、朝散歩をすることで、セロトニンを分泌を促し、仕事のパフォーマンス力を高めてくれ、意欲を高め、睡眠の質を高めることができる最強ツールなのです。

まとめ

いかがでしたか?今回の内容は、「人間関係」「プライベート」「仕事」「健康」「メンタル」すべてのテーマのベースとなることです。

・ストレスは誰しもが必ず感じる。

・「考え方」「受け止め方」を変えることでストレスをしなやかに受け流せる。

・基本をおさえることで、どんなストレッサーにも対応できる

これらのことを今回学んでいただければ嬉しいです。


最後に、ブログを読んで気になる方がいらっしゃいましたら、上記リンクからご購入ください。

次回「人間関係編」をまとめていきます。

ほなまた!!

  • この記事を書いた人

なおやん

30代 | 男性
和歌山育ち大阪在住
職業:訪問看護師
趣味:車、野球、読書

職歴:大学病院6年勤務
(消化器外科、手術部)

~訪問看護の魅力を発信中~
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