プロフィール

訪問看護の実際と成長日記①

こんにちは。

私は、今日(2021年9月17日)で、訪問看護師を始めて約15日を経過しました。

このブログでは、初めて訪問看護をする私が、訪問看護の実際をリアルな気持ちで発信していきます。この気持ちをあなたと共有することで、あなたが訪問看護の仕事がわかるきっかけになったり、訪問看護師を目指すきっかけになったりすることを期待しています。

ではまとめていきます。

なおやん

30代 | 男性
和歌山育ち大阪在住
職業:訪問看護師
趣味:車、野球、読書

職歴:大学病院6年勤務
(消化器外科、手術部)

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単独訪問看護、始めました。

入社してからは、先輩の車に乗せてもらい同行する形で訪問していましたが、 今週(2021年9月14日)より本格的に単独で居宅訪問し始めました。

看護師としてのスキルは、大学病院で学んでいたこともあり、同行する際、先輩と一緒に患者状態をアセスメントすることは、特に難しいと感じることもなく観察することはできていました。

なんとかやっていけそうだな

そんなことも思えるくらい特にしんどいと感じることもなく、何とか働くことができていました。

しかし、本格的に単独での居宅訪問を始める前日から心の中でモヤモヤが出てきたのです。私は、毎日思っている心の中の言葉を、メモアプリに残すようにしているので、それを見てください。

「2021年9月13日(1人で居宅訪問開始前日)。明日から単独訪問看護が始まる。1人で黙々と看護ができるっていう気持ちの楽さがある。車も1人やし、気楽に好きな音楽をかけながら、次の訪問先に行くことができる。」

「ただ、内心1人で行く不安が大きい。大丈夫なのか、時間内に終わることができるのか。患者を不安にさせるようなことをしてしまうのではないか。そんなことを思って、今は少し悩んでいる自分がいる。」

「でも嫁に不安な気持ちを伝えることで、少しだけ気持ちが落ち着いた。自分自身、患者から勉強させてもらう気持ちで訪問しよう。完璧を求めないこと!自分のできることをとりあえずやってみる。」

このような思いを抱いて、初めての単独居宅訪問に行ってきました。実際働いてみると、利用者からは「一人になったんやね、がんばりや」「あんたなら大丈夫や、また待ってるね」など声をかけてくださり、しんどい気持ちを支えてくださりました。また自分自身、これから訪問看護に関して、さらに勉強を深め、利用者がさらに安心して居宅で過ごしていただけるように整えていきたいなと思う瞬間でもありました。

今週1週間、単独での訪問看護を行ってきましたが、物品が整っていない中での看護ケアの難しさも感じながら、何とか1週間耐え抜くことができました。

病院で働いていた時に思ったことがあります。「きてくれてありがとう。」「助かりました。」と言われたときは、この仕事をしててよかったなと思う瞬間でした。それは訪問看護師になっても感じることが多くあるので、楽しく働くことができていると思います。

同行した先輩におごっていただいたお蕎麦

初めて訪問看護師になってからの壁

単独訪問を開始して4日目のこと。その日の最終の訪問でした。

訪問先の利用者は1時間枠で入浴軽介助を要する方でした。

「入浴して気持ちよくなってもらって、今日は仕事終わりや」なんて思いながら車を走らせてました。

居宅につくと、しんどうそうにしている利用者。「熱でもあるのかな」と思い、挨拶を交わした後、バイタルサイン測定等をおこないました。しかしながら特に異常となるバイタル変化もない。「寝不足だったのかな」なんて思いながら入浴できるように準備をしているところでした。

家族の話を聞いていると、利用者の新しい病気が複数見つかったとの話だったのです。

そうなんです新しい病気がみつかったために、利用者さまはその日、精神的ダメージが大きかったのです。

話を聞いた後、「お風呂入ってくれなさそうだな」と思いながら利用者に話しかけると、「入らない」と一言。

「そしたら体拭きながらでも話を聞こう」と思ってケアを清拭に変更して関わったのですが、何一つ利用者は話すことなく、部屋の中で自分の声だけが聞こえる状態。

そして清拭が終わって、唯一利用者が話した言葉が

「一人にしてほしい」

病院だったら「わかりました。また来ますね」で終わることはできます。

しかし、訪問看護は、ケアマネが作成したケアプランで訪問看護を利用する時間が決まっているため途中で帰ることは基本できません。

この利用者に当てられた訪問看護時間は1時間。清拭が終わってまだ訪問して25分。こんなにも長い1時間を感じたのは初めてでした。

なんとか30分だけでもと思い、マッサージを行うなどして時間を作りましたが、それが果たして本人のためになったのか。今思い返しても意味なかったのかなと思います。結局家族とも話をして、1時間看護ケアができなかったことを謝罪し40分で訪問終了となりました。

「私はあの時どうしてあげればよかったのかな」なんて今でも思ってます。

都会を車で走るのもまた違った壁に感じます。w

働き始めて15日経過して思うこと

15日間しかまだ働いていないですが、少しずつですが、訪問看護の楽しさや難しさは感じながら働くことができています。

また自分の働く事業所の環境が良いので、先輩からフォローももらいながら看護ができていると思います。この環境下で自分自身のペースで、多職種連携や全身状態アセスメント力を高めること、在宅看護の魅力を勉強していきたいと思っています。

現時点で、訪問看護はやはり病院と違って、利用者とも長い時間関われることが何よりも魅力に感じています。

また気づきや共有したことがあれば、ブログに書いていきます。

最後まで見ていただきありがとうございました。

ほなまた!!

  • この記事を書いた人

なおやん

30代 | 男性
和歌山育ち大阪在住
職業:訪問看護師
趣味:車、野球、読書

職歴:大学病院6年勤務
(消化器外科、手術部)

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